クリニック向けSEO対策!【2025年12月最新】集患に繋げるSEO対策のポイントも解説
- SEO対策は新規顧客の獲得や信用度向上に繋がる重要な施策である
- 来院意欲が特に高い患者は、検索エンジンを用いて、クリニックを探す傾向があるため、クリニックにおけるSEO対策は、特に重要度は高いと考えられる
- 適切なSEO対策を実施することで、中長期的に費用対効果が高く、安定的な集患が期待できる
- 本記事では、クリニックのSEO対策の基本概念から実施手順、成功させるポイント、注意点まで、医療広告ガイドラインの遵守も含めた実践的な内容を包括的に解説している
- なお、メディアグロースの「SEO無料相談」を活用すれば、現状のサイトの課題や改善の方向性を無料で知ることができる
- 強引な営業は一切なく、問い合わせフォームから簡単1分で申し込み可能なため、安心感を持って相談できる
目的や業種に合ったSEO施策をご提案
SEO対策にお悩みの方へ
SEO対策に以下のようなお悩みを抱えていませんか?
・SEO対策の正しい進め方、やり方が分からない
・上位表示させたいキーワードの検索順位が上がらない
・アクセスは集まったが、問い合わせや売上に繋がらない
SEO対策には多くの企業が力を入れていますが、検索上位表示に成功し、問い合わせや売上に繋げるには、高度な知見が必要になります。
メディアグロースでは、100サイト以上の対策実績をもとに、再現性のあるSEO対策の独自フレームワークを作成しています。
もし現状、SEO対策に伸び悩みや課題がある場合は、まずは「SEO対策ノウハウ3点セット」を無料ダウンロードしてください。
事例やチェックリストも公開中!
目次
クリニックのSEO対策とは?
SEO対策とは、検索エンジン最適化のことで、検索画面の上部に自社サイトを表示させ、アクセスやお問い合わせを獲得するための対策のことを意味します。
クリニックの具体的なSEO対策として、診療科目別の案内ページを制作することや、被リンク(他のサイトからのリンク)を獲得することなどが挙げられます。
クリニックがSEO対策を実施することで、安定的に新規患者の来院に繋げることができるため、積極的にSEO対策を実施していくことが重要です。
クリニックがSEO対策を実施するメリット

新規患者の安定的な集客に繋げることができる
クリニックがSEO対策を行う利点として、新規患者の安定的な集客に繋がることが挙げられます。検索エンジンを利用する人は治療や受診に関心が高いため、来院に繋がる可能性が高いと考えることができます。
例えば「渋谷 内科」と検索した際に上位に表示されれば、渋谷にある内科のクリニックを探している人の目に留まりやすくなります。
また、季節性が強い商材を除き、一度SEO対策で上位表示すれば、上位表示されている限り、安定的に新規患者の集患に繋げることができます。
そのため、経営の安定という意味でも、魅力的な集客方法であると言えるでしょう。
SEO成功事例やチェックリストも公開中!
中長期目線では費用対効果高く、安定的に集患を行うことができる
SEO対策は、広告やポータルサイト掲載と比べ、中長期的に見ると費用対効果の高い施策になります。
広告運用の場合は、アクセスや問い合わせを獲得するために、常に広告出稿をし続ける必要があります。
例えば、「渋谷 美容皮膚科」というキーワードで、リスティング広告を出稿する場合の例を確認してみましょう。

出典: https://business.google.com/jp/ad-tools/keyword-planner/
キーワードプランナーで想定クリック単価を確認すると、1クリックあたり321円〜1,085円(記事執筆日時点)となっています。
そのため、サイトに100アクセスを獲得する場合、32,100円〜108,500円の金額が発生しますが、SEO対策を行い上位表示ができた場合、広告に頼らずにユーザーの集客が可能です。
また、リスティング広告の場合、上記の金額を投じても出稿を停止させた時点で集客数は0になりますが、SEOで上位表示ができている場合、継続的に患者のアクセスが期待できます。
信用度が上がりイメージアップに繋がる
クリニックがSEO対策を実施すれば、Web上での信用度が高まり、ブランドイメージの向上に繋がります。
また、地域名と診療科名で検索した際に自院のホームページが上位に表示されていれば、それだけで初めての患者にも信頼感を持ってもらいやすくなります。
医療分野では正確で信頼性の高い情報が重視されるため、質の高い情報発信を続ければ「信頼度の高いクリニック」として認知されるでしょう。
ただし、誤った情報や過剰な表現はかえって信用を損ねる恐れがあるため、医療広告ガイドラインを厳守し正確な情報提供に努めることが大切です。
SEO成功事例やチェックリストも公開中!
クリニックのSEO対策の実施手順
SEO対策キーワードの決定
クリニックのSEO対策において、まず実施すべき内容は、対策キーワードの決定です。対策キーワードとは、患者がGoogle検索などで調べる単語やフレーズのことを意味します。
対策キーワードを決めることは、SEO対策の根幹であり、欠かせないプロセスです。検索ボリュームが一定以上存在し、CVが見込めるものを適切に選ぶことが大切です。
クリニックの場合、代表的な対策キーワードのパターンは以下の通りです。
- 診療科+エリアキーワード(例:美容皮膚科 新宿)
- 症状名+エリアキーワード(例:ニキビ 新宿)
- 施術名+エリアキーワード(例:シミ取り 新宿)
- 特定の悩みに関するキーワード(例:シミを消す)
また、主な具体的なキーワードと検索ボリュームは、以下となっています。
| キーワードの例 | 検索ボリューム |
|---|---|
| 美容皮膚科 新宿 | 2,400回 |
| ニキビ 新宿 | 170回 |
| シミ取り 新宿 | 1,300回 |
| シミ 消す | 18,100回 |
| そばかす 消す | 8,100回 |
※2025年12月時点
多くの店舗を展開している大手クリニックを除き、エリアを含まないキーワードを対策しても、商圏外のユーザーの流入が中心となり、費用対効果は悪くなりがちです。
そのため、基本的には、エリアを含むようなキーワードを重点的に対策していくのが望ましいと言えます。
どのキーワードを、どのページで上位表示するのか決定する
SEO対策では、キーワードごとに上位表示されやすいページの種類が異なるため、どのキーワードをどのページで、上位表示を狙いにいくのかを初期に決めておくことが重要です。
例えば「シミ取り 新宿」であれば、具体的なシミ取りの施術内容や料金を紹介する診療メニューのページが上位表示されやすい傾向があります。
一方で「シミ 消す」といったキーワードでは、治療方法や自宅ケアを解説するコラムページが上位表示されやすい傾向があります。
どのキーワードを、どのページで狙うかを不明瞭なまま進めてしまった場合、サイト制作のやり直しにも繋がるため、最初に決めておくと良いでしょう。
SEO成功事例やチェックリストも公開中!
検索意図と独自性を両立したページを作成する
現代のSEO対策において、特定のページを上位表示させるためには、「検索意図を満たしたページ内容であること(ユーザーが知りたい内容が十分に記載されていること)」、「独自性が高い内容が含まれていること」であることの両立が必要不可欠になります。
例えば、「シミ取り新宿」といったキーワードで上位表示するためには、検索意図を満たすために、以下のような内容を記載してく必要があると考えられます。
- 具体的な施術内容
- 料金
- 治療の流れ
- アクセス
また、検索意図を満たすのみでは不十分であり、独自の内容(症例写真や医師の紹介等)をページに盛り込むことも重要になっています。
被リンクの獲得を実施する
現在のSEOでは、良質なコンテンツを作成するのみでは上位表示に繋がりにくく、外部サイトからの被リンクを獲得することも必要とされています。
ただし、闇雲にリンクを集めるのではなく、権威性が高い被リンク、関連性が高い被リンク、地域に特化した被リンクのいずれかを獲得することが望ましいです。
クリニックの場合、医師会や学会の公式サイト、医療関連メディア、地域の医療情報ポータルなどからのリンクが効果的と考えられます。
(番外編)内部施策を実施する
ここまでの内容を実施することで、SEO対策の土台ができている状態にはなっていますが、追加で内部施策を実施する必要があるケースがあります。
内部施策で実施すべき代表的な内容は主に2つです。
1つ目は、検索順位を上げたいページにおいて、関連性の高いページや評価の高いページから内部リンクを設置することです。
これによりリンク先のページへ評価が渡り、検索順位向上に繋がる可能性があります。
2つ目は、致命的なマイナス要素を取り除くことです。
例えば、クロールやインデックスの妨げになる要因や、低品質コンテンツが一定割合を超える場合は、サイト全体の評価を落とす一因となるため、対処すべきとされています。
SEO成功事例やチェックリストも公開中!
クリニックがSEO対策を成功させるポイント
適切なキーワード選定を実施する
クリニックのSEO対策で最も重要なのは、適切なキーワードを選ぶことです。
検索需要が全くないキーワードや、CV(来院・予約)までの距離が遠いキーワードで上位表示できても、実際の集患には結びつきません。
そのため、キーワード選びでは「検索ボリューム」「CVまでの距離」「競合性」という3つの観点を踏まえることが重要です。
具体的に狙うべきキーワードとしては、以下のような種類が挙げられます。
- 診療科+エリア(例:美容皮膚科 新宿)
- 症状名+エリア(例:ニキビ 新宿)
- 施術名+エリア(例:シミ取り 新宿)
- 特定の悩みに関する言葉(例:シミを消す)
これらは患者の検索意図に直結しやすく、来院や予約に繋がる可能性が高いため、優先度をつけて対策していくことが効果的です。
診療科目ごとに専用ページを作成する
クリニックのSEO対策では、各診療科ごとに個別ページを設けることが効果的とされています。
1つのページにすべての診療内容をまとめてしまうと、どのキーワードの検索意図も満たさないページになってしまい、上位表示されづらくなってしまいます。
例えば「内科」「耳鼻科」「皮膚科」といった診療科ごとにページを分け、それぞれに特徴や対応できる症状、診療時間を記載すると、患者が求める情報にたどり着きやすくなります。
また、「内科 新宿」「小児科 新宿」などのキーワードで検索された際にも、キーワードに対応した、診療科目ごとの専用ページがあれば上位に表示されやすくなります。
ただし、内容が薄いページを大量に作成すると逆効果になるため、各診療ページで十分な情報量を確保することが大切です。
SEO成功事例やチェックリストも公開中!
記事やページには、患者の求める情報を十分に掲載する
SEO対策では、各キーワードの検索意図を満たした内容が、上位表示を狙うページに十分に含まれていることが、重要となっています。
そのため、クリニックが伝えたい内容ばかりをページに記載するのではなく、患者が知りたいと考えられる情報を記載することが大切です。
例えば、「シミ取り 新宿」というキーワードでは、シミの種類や処置、施術の流れ、新宿にある医院の住所やアクセス方法などを、対策ページに記載する必要があります。
各キーワードごとに、どういった情報が求められているのかを考え、ページ構成に落とし込むには、専門的なSEO知識が必要になるため、自身での実施が難しい場合、一度、SEO会社に相談してみると良いでしょう。
ページ内にオリジナル画像や症例写真を含める
現代のSEO対策では、独自性の高い内容を対策ページ内に含めることが重要になっています。
数年前までは、独自性が乏しいページでも、検索意図を満たしたページであれば、上位表示される傾向がありましたが、生成AIで作成したコンテンツが市場に溢れたこともあり、ページの独自性が求められています。
クリニックのサイトであれば、症例写真や在籍医師のコメント、患者向けにわかりやすく工夫されたオリジナル図解などが独自性を高める要素となります。
SEO成功事例やチェックリストも公開中!
関連性・権威性・地域性の高い被リンク獲得を行う
現代のSEO対策では、サイト内部の施策のみでは順位が安定して上がらないケースが増えています。
どれほど検索意図を満たした質の高いコンテンツを提供しても、ドメインの力が競合に劣ると検索結果で優位に立つことは困難です。
そのため、競合水準以上に被リンクを獲得し、ドメイン全体の評価を高めていくことが必要不可欠です。
ただし、被リンクは闇雲に収集するのではなく、「関連性」「権威性」「地域性」のいずれかが高い被リンクを集めることが大切です。
例えば、医師会や学会の公式サイト、行政機関の医療情報ページ、地域の医療ポータルや情報メディアからのリンクは効果的であると考えられます。
EEAT対策を実施する
クリニックのSEO対策では、EEAT対策が重要になっています。EEATとは、経験、専門性、権威性、信頼の頭文字のことで、Googleがサイトを評価するために定めた基準になっています。
EEATは検索順位決定の明確な基準ではないものの、医療や健康などのYMYL領域では、順位表示を大きく左右する要素の1つと考えられます。
クリニックが実施すべき具体的な取り組み例としては、以下の方法が考えられます。
- 医師が執筆や監修を行い、執筆者や監修者として明記する
- 執筆者や監修者の経歴を明記する
- 医師の経験に基づいた記事を作成する
- 学会や行政機関からの引用・参照を行い、情報の裏付けを示す
SEO成功事例やチェックリストも公開中!
クリニックがSEO対策を実施する際に気をつけるべきポイント
短期ではなく、長期的視野を持ってSEO対策を進める
クリニックのSEO対策は、すぐに結果を求めず、長期的な視野を持って取り組むことが重要です。すぐに効果が実感できる広告とは異なり、SEOは効果が表れるまでに一定の時間を要します。
一般的に、検索順位が安定して改善されるまでには4カ月〜半年程度かかるケースが多く、場合によっては1年単位で取り組む必要もあります。
そのため、短期間で結果が出ないからといって施策をやめてしまうと、将来的に成果が出るはずだった施策が無駄になってしまいます。
定期的なリライトやメンテナンスを行う
クリニックのSEO対策では、コンテンツの中身やページを定期的に修正し、新しい情報に更新することが不可欠です。
検索エンジンは情報鮮度を重視するため、古い内容が放置されたページは上位表示されにくくなります。
医療分野は診療ガイドラインや治療方法が更新されることもあるため、情報が古いままでは患者に誤解を与える可能性があります。
さらに、サイト全体で古い情報が多いと、低品質ページが多いサイトとしてみなされ、サイト全体の順位が下がる恐れがあるため、注意が必要です。
SEO成功事例やチェックリストも公開中!
アクセス解析による現状把握+改善の実施を行う
クリニックのSEO対策では、現状を定期的に確認し、その結果を踏まえて改善を継続していくことが欠かせません。
SEOは一度施策を行ったのみで終わるものではなく、順位や流入状況は常に変動するため、状況を把握しながら調整する姿勢が必要です。
具体的には、以下のような内容を確認し、現状を踏まえたうえでの改善を実施していくのが良いでしょう。
- 対策キーワードの順位は何位か
- 各ページのアクセス数はどのくらいか
- どのページから申し込みや予約に繋がっているのか
医療広告ガイドラインを遵守する
クリニックのWebサイトでは、厚生労働省が定める医療広告ガイドラインを必ず厳守する必要があります。
2018年の医療法改正によりクリニックの公式サイトも広告として規制対象となったため、SEO対策を行う際もこれら法的ルールの順守が不可欠です。
医療広告ガイドラインでは、客観的な事実に基づかない治療効果の断言や誇大な表現が禁止されており、患者に正確な情報を伝えることを目的としています。まずはSEOよりも正確で誠実な情報提供を心がける姿勢が重要です。
ガイドラインに反する内容を掲載した場合、行政指導や罰則の対象となる可能性があり、ひいてはクリニックの信用が損なわれてしまう可能性も考えられます。
例えば「必ず治ります」「エリアNo.1」といった断定的・比較的な宣伝表現や、根拠のない効果の謳い文句は厳しく制限されています。
また、特定の治療の効果を保証するような印象を与えかねない個人の感想を広告として利用することは原則として禁止されています。
医療広告ガイドラインを遵守することで法令違反によるトラブルを防げるのみならず、患者さんに安心感を与えクリニックの信頼性向上にも繋がります。
SEO成功事例やチェックリストも公開中!
クリニックのSEO対策でお悩みの方は株式会社メディアグロースへ
本記事では、クリニックがSEO対策を実施する際の手順や注意点を解説しました。これらの施策を適切に実施することで、検索順位の改善や新規患者の集患に繋がるでしょう。
ただし、SEO対策の難易度は年々上がっており、中途半端な知識では成果が出しづらくなっています。
メディアグロースでは、自社メディアの運営で積み重ねてきた実績とノウハウをもとに、クリニック向けのSEO施策サービスを提供しています。
「持続的に新規の患者さんを確保したい」「広告費を抑えて長期的に集患したい」とお考えのクリニック様は、ぜひお気軽にご相談ください。
SEO成功事例やチェックリストも公開中!
この記事の著者・運営者:株式会社メディアグロース
自社運営で培ったSEOの知見をもとに、SEOコンサルティングや記事制作代行を行う。代表は10年以上のSEO対策歴を持つ舟崎友貴。YouTubeチャンネル「SEO大学-メディアグロース」でSEOの最新情報を配信している。
