税理士向けのSEO対策5選!具体的な手順や注意点も解説!
SEO対策を効果的に実施すると、ご自身が得意とする税理士業務での問い合わせや継続的な集客が期待できます。
この記事では、税理士事務所向けの実践的なSEO対策や、実際にSEO対策をする際の注意点などを詳しく解説していきます。
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SEO対策に以下のようなお悩みを抱えていませんか?
・SEO対策の正しい進め方、やり方が分からない
・上位表示させたいキーワードの検索順位が上がらない
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目次
税理士事務所がSEO対策を実施するメリット
税理士事務所がSEO対策を実施すると、以下のようなメリットがあります。
それでは、SEO対策を実施すると税理士事務所にどのようなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
得意とする業務での見込み客からの問い合わせが期待できる
税理士事務所がSEO対策を実施すると、得意とする業務での見込み客からの問い合わせが期待できます。
例えば、相続を得意とする税理士事務所が集客する場合を例に考えます。
この場合「相続 税理士 新宿」などのキーワードはもちろん「終活 何やればいい」や「遺産 どうする」などのキーワードでもSEO対策をすることで、相続に悩みを抱えている可能性のある読者へのアプローチが可能です。
このようにSEO対策で適切なキーワード選定を行うことで、得意とする業務での見込み客からの問い合わせも期待できます。
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継続的な集客が見込める
税理士事務所がSEO対策を実施すると、リスティング広告やYouTube広告などの他の集客方法と比較して、継続的な集客が見込めます。
例えば、新宿の税理士事務所が「新宿 税理士」というキーワードでリスティング広告を出稿する場合の例で考えてみましょう。
キーワードプランナーを確認すると、1クリックあたり400〜2,000円程度の予算を必要とすることが推測されます。(※ただし、この入札単価はあくまで推測値のため、表示されている価格での出稿を保証する数値ではない点にご注意ください)
仮に入札単価を1,000円と仮定すると、100人のページ訪問者を集客するのに10万円が必要になる計算です。ただし、この運用を停止すると継続的な集客は期待できません。
一方でSEO対策で自社サイトに集客する場合、一度上位表示できればその順位が下落しない限り、継続的な集客が見込めます。また、1つのページに対して複数のキーワードでの流入が期待できる点も、継続的な集客が見込める理由の1つです。
ただし、一度上位表示した後でもGoogleのアップデートや競合サイトの状況によって、検索順位が下落するケースも考えられるため、継続的なページの見直しは必要になる点に注意しましょう。
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税理士事務所に有効なSEO対策
税理士事務所に有効なSEO対策は以下の通りです。
1.対策キーワードの決定
はじめに、対策キーワードを決定します。対策キーワードとは、そのページで流入を狙うためのキーワードのことを指します。
税理士事務所が対策キーワードを決定する場合、主に以下の観点で対策キーワードを洗い出すと良いでしょう。
- 実際の業務に関連するキーワード
- 近隣の方から問い合わせが期待できるキーワード など
例えば、新宿にオフィスのある税理士事務所がキーワードを選定する場合、以下のようなキーワードが挙げられます。
キーワードの例 | 検索ボリューム |
---|---|
新宿 税理士 | 720 |
新宿 税理士 確定申告 | 110 |
新宿 税理士 相続 | 50 |
新宿 税理士 口コミ | 10 |
新宿 税理士 費用 | 10 |
新宿 税理士 安い | 10 |
なお、キーワードを決定する際に同じ検索意図と推測されるキーワードがある場合は、まとめて対策するのがおすすめです。
例えば税理士事務所の料金に関するページを作成する際に、「税理士 確定申告 費用」「税理士 確定申告 料金」「税理士 確定申告 値段」の3つのキーワードが洗い出されたとします。
この場合、いずれのキーワードでも検索意図は「税理士に確定申告を依頼するといくらかかるのか知りたい」であると予想できるため、まとめて対策ページを作るのが良いと判断します。
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2.内部対策
次に内部対策を行います。内部対策とは、文字通りサイト内部に対して行う施策のことです。
タイトルタグの最適化
内部対策の例として、タイトルタグの最適化があります。
タイトルタグとは、そのページのタイトルをGoogleのクローラーに正しく認識してもらうためのタグのことで、SEO対策の中でも比較的重要な設定項目の1つになります。
タイトルタグを設定する際は、以下を守れているか確認するのがおすすめです。
- 対策キーワードを完全一致で含められているか
- 対策キーワードを過剰に詰め込んでいないか
- クリック率が高くなるような文言になっているか など
例えば「新宿 税理士事務所」が狙いたいキーワードの場合、良い例と悪い例はそれぞれ以下の通りです。
悪い例の場合「新宿」や「税理士事務所」などの狙いたいキーワードが含まれていません。良い例のように、ページで狙いたいキーワードを含めたタイトルタグを意識すると良いでしょう。
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サーチコンソールのエラーの解消
サーチコンソールのエラーの解消も内部対策の1つです。
サーチコンソールとは、Googleがリリースしているサイト分析用のツールです。
サーチコンソールを利用すると、サイト内で発生している重大なエラーが見つかるケースもあるため、定期的に内容を確認しておく必要があります。
サーチコンソールで発生するエラーの例として、以下のようなものが挙げられます。
エラー名 | 原因 | 解決方法 |
---|---|---|
noindex タグによって除外されました | 対象となっているページにnoindexが設定されている | ・noindexタグを設定すべきではない場合:noindexタグを外す ・noindexタグを設定すべき場合:対応不要 |
見つかりませんでした(404) | 存在しないURLがクローラーに認識されている | ・本来削除すべきではない場合:URLを復元する ・ページを統合、移動した場合:301リダイレクトを設定する ・該当ページを削除している場合:対応不要 |
重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません | サイト内で重複しているページが存在している | canonicalタグなどでURLの正規化を実施する |
内部リンクの整備
内部リンクを整備することも、内部対策の一例です。
内部リンクとは、サイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。どのページ同士をつなぐかを考える際は「トピッククラスターモデル」と呼ばれるような関連性の高いキーワード同士でグループを作成する手法が有効です。
関連性の高いキーワード同士でリンクをすることによって、クローラビリティの向上やユーザーの滞在時間の延長などを期待できます。
なお、内部リンクを設定する際は、アンカーテキストに狙いたいキーワードを含めるようにすると良いでしょう。
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3.新規コンテンツ・ページ作成
また、SEO対策を進めるうえで新規コンテンツやページの作成も検討します。
SEO対策において、ユーザーの検索意図を満たすのに十分なコンテンツ量は重要な指標の一つです。今回は「新宿 税理士」で上位表示を狙う場合、どのようなコンテンツやページが必要なのかを紹介していきます。
対応可能業務
はじめに、対応可能業務を示すコンテンツを作成すると良いでしょう。
税理士事務所の場合、以下のような業務に対応しているかをページに表示します。
- 確定申告
- 会社顧問
- 会社設立
- 資金調達
- 節税対策
- 相続対策
- 税務調査対策 など
なお、上記コンテンツ作成後は、下層ページとして各業務の概要や特徴を説明するページを設定するのも良いでしょう。
料金
次に、料金に関するコンテンツやページを作成します。
実際に相談や問い合わせを考えている読者は「業務を依頼するといくらかかるのか」を知りたい可能性が高いです。
例えばユーザーが一目でわかるように、以下のような業務ごとの料金表を作成するのも良いでしょう。
対応業務 | 料金 |
---|---|
会社顧問 | 22,000円~(税込) |
確定申告(決算書作成) | 110,000円~(税込) |
会社設立 | 330,000円~(税込) |
税理士・スタッフ紹介
税理士やスタッフを紹介するコンテンツ・ページも作成するのがおすすめです。
読者に安心感を持ってもらい、より相談してもらいやすくなるために担当する税理士や実際に勤務するスタッフを紹介するコンテンツがあると良いでしょう。
紹介する際には、最低限以下のような内容があると読者に情報が伝わりやすくなります。
- 氏名
- 顔写真
- 略歴
- 得意とする業務
- メディア等の実績 など
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アクセス
事務所へのアクセスページもユーザーが知りたい情報の1つと言えます。
実際に来所することを想定して、公共交通機関は何を使いどんな道を歩いて向かうのかわかると良いでしょう。
また、アクセス方法を紹介するページには以下のような内容を含めるのがおすすめです。
- 利用する公共交通機関
- 最寄り駅、バス停
- 到着までの所要時間
- Googleマップの埋め込み
- 最寄りの公共交通機関から来所までの風景写真 など
お客様の声
実際に相談にのったお客様の声も掲載するのがおすすめです。
お客様の声や評判を読んで「評判が良いこの担当者に対応してもらいたい!」「ぜひこの税理士事務所に相談したい!」と思えるような内容にすると良いでしょう。
お客様の声のページには、以下のような内容を含めるのがおすすめです。
- お客様の情報(会社名等)
- 対応業務
- 業務対応後の感想 など
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4.外部対策
次に外部対策を実施します。
外部対策とは、主に他のサイトから被リンクを獲得する手法のことです。権威性や関連性の高いサイトから被リンクを獲得すると、一定のSEO効果が見込めます。
なお、以下のような被リンク施策を実施すると最悪の場合サイトの評価を下げてしまうケースも考えられるため、十分にご注意ください。(特にガイドライン違反になるような被リンク施策は推奨しません)
- 低品質なサイトからの被リンク
- 関連性の低いサイトからの被リンク
- 自動生成ページからの被リンク(※ガイドライン違反)
- SEOを目的として購入した被リンク(※ガイドライン違反) など
それでは、税理士事務所が実施できる外部対策の例を見ていきましょう。
取引先や関連企業からリンクを獲得する
税理士事務所が実施できる外部対策として、取引先や関連企業からリンクを獲得する手法があります。
税理士事務所が獲得できる可能性があるリンク元の例を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 業務と関連性の高いセミナーに講師として参加し、主催サイトからの被リンクを獲得する
- 業務提携している他の士業事務所からの被リンクを獲得する
- おすすめの税理士事務所を紹介するサイトへの掲載を依頼し、被リンクを獲得する など
なお取引先や関連企業の場合であっても、SEOを目的としたリンクの購入などはガイドライン違反になりますので、ご注意ください。
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5.E-E-A-T対策
最後に、E-E-A-T対策を実施します。E-E-A-Tとは、Googleがサイトを評価する際に使用する基準の1つです。
E-E-A-Tは、E(Experience:経験)、E(Expertise:専門性)A(Authoritativeness:権威性)、T(Trustworthiness:信頼性)の4つで構成されています。
なお「E(Experience:経験)」は、2022年12月に新たに加わりました。
Our latest update to the quality rater guidelines: E-A-T gets an extra E for Experience
このE-E-A-Tの概念は、YMYL領域(お金もしくは健康に関わる領域)において重要な指標と考えられています。
税理士事務所サイトは、YMYL領域に該当する可能性が高いため、適切なE-E-A-T対策を行うと一定のSEO効果が見込める可能性があります。
著者情報の構造化データを設定する
具体的なE-E-A-T対策として、著者情報の構造化データを設定する手法があります。構造化データとは、Googleがよりサイト構造などを認識しやすくなるデータ形式のことを指します。
著者情報の構造化データを設定し、保有資格などを記載することでGoogleがコンテンツ作成者の専門性を認識しやすくなる可能性があります。
例えば、税理士事務所サイトで著者情報の構造化マークアップを設定する場合、以下のような項目を設定すると良いでしょう。
- author(著者名)
- hasCredential(資格)
- hasOccupation(職業)
- jobTitle(肩書) など
また、構造化データを設定する際の仕様(シンタックス)は複数種類ありますが、Googleが推奨している「JSON-LD」を使用するのがおすすめです。
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税理士事務所がSEO対策を実施する際に気を付けるべきこと
読者が知りたい情報を掲載する
税理士事務所がSEO対策を実施する際は、読者が知りたい情報を掲載しましょう。
読者が知りたい情報(解決したい疑問や悩み)は、キーワードを見て判断できます。そのキーワードで調べた読者が最も知りたい情報は何かを考えて、直接的な回答となる情報でコンテンツを作成していくのがおすすめです。
例えば、確定申告ができる新宿の税理士事務所を探している読者が「確定申告 新宿 税理士」と検索することを想定します。
仮に「確定申告 新宿 税理士」に対応するページに「新宿で相続対策をするなら✖円」などの関係のない情報を多く含めてしまうと、十分に検索意図を見たせていないと判断されてしまう可能性があります。
新宿に税理士事務所があり、「確定申告 新宿 税理士」で上位表示させたい場合は以下のような読者が知りたい情報を中心に掲載していくようにしましょう。
- 確定申告にかかる料金
- 当事務所に確定申告を依頼するメリット
- 確定申告を実際に行う際の流れ など
業務から得た一次情報を活かす
税理士事務所がSEO対策を実施する際は、業務から得た一次情報も活かすと良いでしょう。
一次情報を記事に含めることで、信頼性や独自性が高いと評価されるようなコンテンツを作成しやすくなります。
税理士事務所のようなYMYL領域でSEO対策を実施する場合、上述したE-E-A-Tのような観点からも一次情報を埋め込むことで上位表示されやすくなる可能性もあります。
例えば節税対策の具体例として、実際に行った手法を解説することや税務調査において実在した事例など、現場に立つ税理士だからこそ盛り込める情報などが有効です。
税理士事務所のSEO対策でお悩みの方は株式会社メディアグロースへ
この記事では、税理士事務所がSEO対策を実施する際に何をすべきか・どんなことに気を付けるべきかを紹介してきました。紹介した施策を行うことで、自社サイトの検索順位の改善を目指せるでしょう。
一方でSEO対策は、SEOに関する専門的な知識はもちろん、その領域ならではの知見・ノウハウを活かすことで、更なる成果に繋がるケースもあります。
株式会社メディアグロースでは、自社メディアで培ったナレッジをもとに実践的な施策提案を行います。「SEO対策が思うように行かない...」「プロに任せたい」とお考えの税理士事務所の方は、気軽にお問い合わせください。
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この記事の著者・運営者:株式会社メディアグロース
自社運営で培ったSEOの知見をもとに、SEOコンサルティングや記事制作代行を行う。代表は10年以上のSEO対策歴を持つ舟崎友貴。YouTubeチャンネル「SEO大学-メディアグロース」でSEOの最新情報を配信している。